実はモノクロ写真が好きです。モノクロフィルムで撮っているわけではなく、デジタルで撮って後から編集するので、正確には「モノクロにした写真」といえるかもしれない。

仕事はもちろん、普段の写真は全てカラーで撮影しています。でも写真家の多くは、普段目にする景色をモノクロにする「モノクロスイッチ」的なものを持っていて、対象を簡略化して見ることが出来るのではないかと思ってます。

なのでカラーで撮った写真も、後からモノクロに編集すると、意外とすんなり成立することが多い。

こうやって振り返ってみると、シルエットや、傘が効果的な雨の日の写真、逆光の写真、長時間露光の写真などが多いですね。

何でもかんでもモノクロにすればいいというわけではなく、例えば次のような等価性の高い写真は、モノクロにしてもあんまり効果的じゃない感が。どこを見たらいいのかわからないし。


モノクロ写真は、プリントするとカラー写真以上にインパクトがあります。最初にじぶんの写真をモノクロでプリントしたときは衝撃的でした。

プリントという「モノ」として存在することで、なんというかじぶんの頭の中の記憶から切り離されて、じぶんが撮った写真ではないような、何十年も前からそこにあるかのように錯覚してしまうのです。

これは実際にプリントを目の前にしないとわからないかもしれない。凄いよ。

じぶんで撮った写真を、A4サイズでモノクロプリントをして、ファイルに入れてまとめています。誰にも見せるわけでもないので、じぶんで眺めるだけなのだけど。