国民年金基金の案内が届いていた。年に一回なのかな、定期的に来ている気がする。じぶんはiDeCoで1カ月の上限67,000円(付加年金に入っているので1,000円少ない)を払っているのでスルーしています。

iDeCoか、国民年金基金か、どちらに入るのが得なのかという記事はたくさんあるので、改めて調べてみると国民年金基金のほうが良さげという記事が多くて意外でした。税金がお得になるのはどちらも同じようなものなので、「確定給付」か「確定拠出」の違い。前者の確定給付の方が良いんじゃないかという記事が多かった。

確定給付年金は、じぶんで運用する必要がなく、国民年金基金の場合であれば、国民年金基金連合が(運用受託機関を通じて)運用リスク引き受けるということになります。金利は定額。現在の予定利率は1.5%となっています。

それに対して確定拠出年金の方は、じぶんで商品を選んで運用する必要があるので、将来もらえる金額は自己責任。株式に投資すれば増える可能性も、減る可能性もあります。運用益が非課税で、かつ株式はインフレにも比較的強いといわれているのがメリットといえるか。

ここまで聞くと、じぶんでリスクを取らなくていい確定給付の国民年金基金、良さげではとなるのですが、国民年金基金連合のWebサイトの「事業の概況・状況」のページをよく読んでみると、ちょっと遠い目になるんですよね。

「平成30年度末における責任準備金に対する積立度合は80%程度となっています。」って。なんかサラッと言ってるけど要は20%の積立不足ということでしょ。

この積立不足の原因となっているのが、運用成績ではなく(実は成績そんなに悪くない)、予定利率の高い初期の加入者の数が多すぎるということのようです。それもそのはず、国民年金基金が発足した1991年時点での予定利率が5.5%と、今見るとなんて輝かしい金利なのでしょうか。前述のように現在入ったら1.5%なので、不公平感がすごい。

この20%の積立不足を解消するためには、加入者が増えることが必須なんですが、前述のページから現存加入員数の状況(PDF)をチェックしてみると、なかなかの数字が。国民年金基金の現存加入員数は平成15年(2003年)の78.9万人をピークに、昨年2019年は34.8万人。半分以下になっちゃったんですね。

そうそう、国民年金基金の「死ぬまでもらえる」というメリットも、これからの長寿社会で、そんな約束して大丈夫なんか?って逆に心配になるわ。

じぶんとしては、積立不足が常態化していること、現状の予定利率が低すぎることの2点を鑑みると、新たに国民年金基金に加入する気にはなれない、という意見でした。

やっぱり、iDeCoの方がまだフェアな気がする。知らんけど。